アドテクノロジーとは何ぞや?
2010年夏以降、「今度(流行る)は何かね?」という会話をするとだいたい「アドテクノロジーだよな」という答えが返ってきました。「ad:tech」前後から僕自身もその風潮を感じる事ができました。
で、アドテクノロジーとは何ぞや?というわけですが、簡単に言えば「広告関連の技術」なわけです。読んで字の如く。インターネット広告の歴史はとにかく『広告効果の向上』の歴史だと言えるでしょう。テレビなどと違い、成果が出て初めて報酬が発生したり、閲覧者の興味がありそうな広告を出したり。数値がほぼ全てわかるだけにシビアになっていきます。
そういった流れの中で、広告主側もメディア側(パブリッシャーやユーザー)もできるだけ「良い感じ」になりたいわけで、その中で発展してきたのが「アドテクノロジー」というわけです。
アドテクノロジーの概念的なもの
※クリックすると大きくなっちゃうよ!
僕の中で「アドテクノロジー」は、幾重ものフィルターを通って水がどんどんキレイになっていくような感じなんです。
様々な広告主がいて、出したい広告があるわけです。だけど、むやみやたらにメディアに掲載しても広告効果は凄く悪いでしょう。だからなるべく広告媒体の閲覧者が興味をひいて、広告をクリックしたくなるようにする必要がある。結局のところアドテクノロジーというのはこの「広告をクリックさせる」ためにどうしたらいいかを追求している分野なわけなんじゃないかな。その概念というか様子は、水をどんどん濾過してキレイにしていく過程に似ているなぁと思うんです。たぶん今後はミネラルを添加したりするようになるんだろうね。
アドテクノロジーと一括りで言うけど、実際は細分化している
上の図を見てもわかると思うけど、各ポイントによって技術ジャンルが異なる。そしてそれぞれにプレイヤー(企業・サービス)がいるので混乱しちゃいます。
その中でも
DSPと
SSPについて少し書こうと思います。マジで少しです。